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4月5日の水俣病についてのビデオを見て行政や裁判所や医者、お金の問題などがからんだ話で私にはとても難しく感じました。
その中でも私が特に感じたことはこの問題において医者の立場というのはとても低いんものなんだなということです。
医者が何人もの患者さんを水俣病だと認定しても行政にそれを認められ、補償金を受け取る患者さんはごくわずかだとされてました。
それを見て医者の仕事、役割とはいったいどういうことなんだろうということを感じました。
これからも今まで通り行政に認められない患者を水俣病だと診断していくだけなんだろうか?
このビデオでは行政に対して戦い言い争っているのは患者さんや弁護士の人でしたが、私は少し寂しく感じました。
簡単なことではないかもしれませんが、もっと医者も患者さんと共にこの問題にかかわり、行政と共に水俣病の認定判断などを見直したりして水俣病問題の解決の掛橋になれたらいいのではないかと感じました。
またもう一つ私が感じたのは水俣病だと認定する判断のしかたについてです。
それは二つ以上の症状がでていない患者さんは水俣病だと認められないということです。
どういう理由で決められたのかはわかりませんがある一線で病気とそうでない人を分けてしまうのはおかしいのではないでしょうか?
補償金をもらえるかもらえないかではなく、病気の度合いによってお金の受けとる額をかえたりして皆が平等にもらえるようなシステムを作れたりしないのかなと感じました。
昔から水俣病という病気の名前についてはよく耳にしてきましたが、知らないこともたくさんありました。
医者になるための勉強をしていく上でこの病気についてももっと注目していきたいです。