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予防と健康管理の講義で水俣病患者についての映像を私は見ました。

そこには水俣病
にかかったのにもかかわらず、行政からなんの救済も受けられない多くの人達の苦悩が映し出されていました。

水俣病患者は約1600万人いるのに、行政から水俣病だと認定され、補助金を受けられる人はわずか2300人しかいないという事実に私は驚きました。

また、水俣病患者の悲しみや悔しさが映像から伝わってきました。

私が一番ショックを受けたのは人々が
熊本県で起こった水俣病の被害拡大を防ぐために県の漁獲禁止、食品衛生法適応を望んだのに対してそれがすべての魚介類が有毒であるか根拠がないという理由で却下されたということです。

たしかに漁獲禁止を行うことにより被害をくう人がいるかもしれないけれど、まず第一に手足のしびれや難聴といった重度の障害をもたらす水俣病患者の増加を防ぐことのほうを重要視するべきだと私は思います。

水俣病患者やその家族が納得いくような水俣病認定ラインを決めるということはとても難しいことだと思いますが、行政と患者との話し合いをなんども行い双方が納得できる結果に終わることを私は願いたいです。

映像ををみて考えさせられる内容で自分にとって良かったです。