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今回の水俣病のビデオを見て、再度水俣病に関心を持ち、水俣病について調べて見ました。
メチル水銀中毒の症状は?
症状は、メチル水銀が多く取り込まれている肝臓・腎臓に現れるわけではなく、神経症状が主な症状です。そして。」この症状の程度は。取り込んだ量や期間、取り込んだ人の年齢によって異なってきます。成人期の中毒症状が感覚障害や小脳失調、視野障害、聴覚障害であるのに対し、胎児期にメチル水銀中毒が起こると脳性麻痺症状や知能障害が起こります。
また、個人の感受性によっても症状の程度には違いがあります。つまりメチル水銀は、細胞、臓器、固体が中毒に対してもともと備えている防御機能で毒性に対応できなかったとき、起こってくると言えます。
メチル水銀中毒の治療は?
メチル水銀の治療は、発症当初(急性期)はまずメチル水銀の摂取を絶ち、取り込んだメチル水銀を排出させ、さらに細胞内のメチル水銀の作用を弱める治療を行います。急性期を過ぎて残ってしまった症状に対しては、症状に対しては、症状をやわらげる薬物治療やリハビリ治療が行われます。
以上の事を調べて、水俣病の症状について少しわかりました。今まで、水俣病、公害、についてぐらいしか知らなくて、今回のビデオを見る事で、違った視点、医療の視点で見ることが出来ました。公害の背景には多くの被害者、患者さんが大勢います。ただの歴史上の事件として、受け止めるのではなく、医療従事者として、受け止めたいです。ビデオに出てくる松本医師のように患者の視点で、患者さんの背景、気持ちを理解できる医師になりたいと思いました。