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水俣病のビデオを見ての感想
水俣病のビデオを見て、水俣病という1つの病気に対して医師としていろいろなアプローチの仕方があることが分かりました。地域の町医者として水俣病に向かい合う医師、患者が水俣病であるかどうか認定を下す医師、52年判断基準を決めた側の医師と様々です。私がすぐに思い浮かべる医師というものはこのビデオで言えば町医者にあたると思いますが実際には医師の仕事がそれだけではないことを痛感しました。
今回のビデオではどうしても町医者にあたる医師が良い医師で52年判断基準を決めるのに関わった医師が悪い医師であるような印象を受けましたが、本当にそうなのだろうかと思いました。52年判断基準は今から考えれば間違っているとは言えないまでも少しおかしいのかもしれませんが、当時はその基準がベストであったかもしれないし、その基準を作った医師たちもその分野では有名な医師たちだったかもしれません。さらには政府の圧力などが加われば医師も人間ですから何をしてもおかしくないと思います。もし、自分がそのような立場にいたら正確な基準を決めることができたかどうかは分かりません。認定を下す医師にも同じようなことが言えると思います。私には政府によって医師が操られていたような気がしてなりません。この考え方は少しおおげさであるかもしれませんが、私はそう思いました。これからはもっと政府の組織にも医師を派遣して医師としての立場を確立して胸を張って意見を言えるようにしなければいけないと思います。そうすることによって解決できる問題がたくさんあるのではないかと思います。
最後に、今からでもできることとして社会問題や時事問題にもう少し興味を抱いて自分なりに考えてみるのも面白いのではないのかなと思いました。そうすれば、何も考えないよりは絶対に自分にとってプラスになると思うからです。