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「不信の連鎖」を見終えて
水俣病については、小学校の時に公害による病気と習った程度しか頭にありませんでし
た。
しかし、このビデオを見て今でもこの問題が解決してないという認識をもつようにな
りました。
この水俣病の原因となったのはチッソ水俣工場が海に流していたメチル水銀で
ある。だから、裁判でチッソに勝訴するのは当然だと思いました。
しかし、行政が自己申 告のみ補償したり、環境省の定めた水俣病の判断基準にみたなかった患者さんが数千人い ながらも判断基準を見なおそうとしなかった。
国は被害が広がるのを抑える機会があった はずなのに見逃した。
地元で水俣病をずっと診てきたお医者さんが環境省の基準にみたな かった自分の父親を解剖して水俣病を証明しても国は動かなかった。
僕は見ているうちに 国の責任を拒否し補償金を支払わずにうやむやにしようとする姿に不信感を覚えました。
国はもう少し、積極的に取り組むべきだと思いました。
こういった国の態度は水俣病だけ に留まらないと思います。
この国は日本人だからなのかどうかわかりませんが、もう少し 早く問題と正面から向き合うべきだと思いました。
しかし、国のことを言っても仕方ありません。
僕はこのビデオを見せられるまで水俣病 の裁判のことについてどうなっているか知りませんでした。
まずは僕自身から変える必要 があると思いました。
これを機に今後のためにももう少し物事の視野を広げるべきだなと 思いました。