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僕は出身が熊本なので、幼い頃に祖父から水俣病の事を聞いた事があったのですが、今回衛生学のビデオを見て、僕が思っていたよりはるかに水俣病の問題が深刻だった事に驚きました。
水俣病は、まず、熊本の水俣病、新潟の阿賀野川流域で起きた第二水俣病とあり、他に富山のイタイイタイ病と三重の四日市喘息と一緒に日本の四大公害として習った事があり、両方とも、工場から有機水銀が川に流れ出て、感染した魚を食べた事により感染するという事は知っていたのですが、実際の水俣病にかかった人の苦しみや、それを担当する医者の苦しみは、僕の想像をはるかに超えたものでした。
ビデオで、印象に残ったのは、実際いる水俣病患者のうち、法律では、まず全員が水俣病と認められないことです。法律で認められなかったら、保健の問題など様々な問題が出てくるし、結局、その水俣病の認定の裁判では原告側の被害者の方の勝訴だったのですが、もっと水俣病について国が考えなければならないと思いました。
水俣病などの公害の犠牲者は二度とだしてはいけないと僕は思うし、それについていろいろと考えていかなければならないと思いました。