第11回分子予防環境医学研究会
連絡先:事務局
〒701-0192岡山県倉敷市松島577 川崎医科大学衛生学
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E-mail: 
jsmpem11@med.kawasaki-m.ac.jp
ト ッ プ 会 長 挨 拶 演 題 募 集 参 加 登 録 プログラム 会 場 案 内 リ ン ク
会期:2012年1月27日(金)〜28日(土)
会場:倉敷市民会館2F大会議室
会長:川崎医科大学 衛生学 大槻剛巳

この度,第11回分子予防環境医学研究会を主催することになりました川崎医科大学衛生学 大槻剛巳でございます。

2011年は東日本大震災による地震と津波。その被害は甚大であり,それでも復興に向けた報道は伝わってまりますが被災地の皆様には,本当に苦しい日々を過ごされていらっしゃると想います。それでも「がんばろう日本」,国中の誰もが,気持ちを東北に向けることで,少しでも気持ちのパワーが復興のために届けばと,願ってやみません。
さらに,原発事故によって,我が国は今後のエネルギーに関して,どのような決意の元で向かえば良いのか。一人ひとりが,現実の生活と,しかし本来なら想定しなければならなかったことを「想定外」で済ませてしまっていたことの悔恨・・・・それは即ち,やはり人のやっていることの限界を表すのかも知れませんが・・・・の中で,次世代やさらに将来の世代に対して,安全で確実なものをどのように残していくことが出来るのかということに,正面から対峙しなければならないのでしょう。

そんな中で,我々は健康の不都合に苦しまれる方々に対して,分子生物学などを含む最先端の医科学技術と,環境と遺伝子への洞察に富んだ視点から,将来に向けて,少しでも福音を供与出来る発見を蓄積することを命題として,日々精進するとともに,ここに第11回分子予防環境医学研究会を催し,個々の研究者や研究室の成果を共有し,討論することによって,新たな健康の地平を目指してゆきたいと考えております。

そんな想いを込めて,今回の研究会はテーマを「春告鳥が啼く頃には・・・・ー分子予防環境医学の明日を見つめてー」とさせて頂きました。

冬の倉敷は,それでも冷たい風は吹いていますが,心にそっと微笑みかける温かい陽射しにも恵まれております。大型古墳群の吉備路,さらに波濤が煌めく瀬戸内海,豊穣の山河や海が運ぶ美味にも溢れております。

会員の皆様,そして会員外の皆様も,是非,ふるってご参集頂き,分子予防環境医の明日を見つめながら,遠くで啼き始めているであろう春告鳥の囀りに耳を澄ませてみませんか?