夏 祭 り の 夜
二人そろいの 浴衣きて
祭り囃子の 中を行く
白い石段 足早に
つなぐその手が 離れそう
あゝ 二人の恋を
そっと守って 下さいと
あゝ 両手合わせる
あなたの横顔に
小さな心 高鳴ってます
夏祭りの夜
回り灯籠 あざやかに
夢の世界を 映します
金魚すくいが したいのと
すねて甘える わたしです
あゝ 二人の恋は
線香花火じゃ ありません
あゝ つないだ指の
火照りも冷めぬまに
人目忍んで そっと口づけ
夏祭りの夜
作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1975.7.26.