日 記
真白いノートは
そのままにしておいて
何も書かなくても
心に残っているから
ふたり 海辺を走り
白い ボートに乗った
風が 優しく 頬を
通りすぎていった
あなたの言葉は
別に書かなくても
目を閉じてみると
浮かんでくるんです
明るい 空の下の
坂道 歩いた午後
たまに出会ったように
話し込んでた ふたり
作詞:幸田圭子
作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1973.9.12.