北風に 髪が踊ると
街路樹が 背中向けてる
ショルダーバッグには
詰め込み過ぎた ため息が
肩越しに ほら さよならを
繰り返す
指先に 息がまとわり
ウィンドは 曇りすぎてる
グレイのコートにも
隠し切れない 泣き顔に
街角で ふと 蒼空が
落ちてくる
風よりも 速く 季節を
追い越したいのに
光より 遠く 宇宙を
抱きしめたいのに
飛び立てぬ 心 抱いて
眠る時 あなた
そっと 見つめててほしい
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黄昏に しがみついてる
人影が 溢れかけてる
乾いたルージュでは
思い出せない 愛の歌
あなたには もう 逢わないと
決めた今
風よりも 速く 季節を
追い越したいのに
光より 遠く 宇宙を
抱きしめたいのに
飛び立てぬ 心 抱いて
眠る時 あなた
そっと 見つめててほしい |