ため息ひとつで くずれそう
水晶細工の 冬木立
貴女に贈る 愛の言葉も
凍りついたままです
両手に包んだ 憧憬を
連れ去り逃げ出す 寒い風
宛名に書いた 貴女の名前
出さずじまいの手紙
あぁ はりつめた 冷たい街に
せめて 粉雪 降ってくれば
あぁ せつなさを 埋めてしまう
そんな 粉雪 降ってくれば
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心の扉を 閉じたよに
冷たく並んだ 冬木立
想いを込めた 手紙の文字も
震えているようです
倖せ夢見る ことだけで
満足なさいと 寒い風
今更消せぬ 胸のときめき
伝えられない辛さ
あぁ はりつめた 冷たい街に
せめて 粉雪 降ってくれば
あぁ せつなさを 埋めてしまう
そんな 粉雪 降ってくれば |