そして 3度目の冬
街を斜めに 風が区切って
裸の 街路樹は
いつもと 同じ様に
少し震える 足元に
口笛で唄う
それは 想い出の中
振り向く肩に しがみついてた
化石の 幻は
光に 溶けていった
今は優しい 冬の陽に
輝く蒼空
若さを 信じるよりも
心を いたわりあえば
日々の重さと 時の速さを
いつか 抱きしめて
愛を 誓えるさ
あなたへの愛を
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そして 3度目の冬
白いコートの 影をひきずる
あの日の すれ違い
いつまた 繰り返さず
そっと名前を ささやけば
高鳴るこの胸
それは 朝まだ早い
霧の彼方に 昇る太陽
彩る 横顔は
季節を いくつ巡り
今は清しい ほほえみに
確かめる愛よ
若さを 信じるよりも
心を いたわりあえば
日々の重さと 時の速さを
いつか 抱きしめて
愛を 誓えるさ
あなたへの愛を |