3 度 目 の 冬
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そして 3度目の冬
街を斜めに 風が区切って
 裸の 街路樹は
 いつもと 同じ様に
少し震える 足元に
口笛で唄う

それは 想い出の中
振り向く肩に しがみついてた
 化石の 幻は
 光に 溶けていった
今は優しい 冬の陽に
輝く蒼空

 若さを 信じるよりも
 心を いたわりあえば
  日々の重さと 時の速さを
  いつか 抱きしめて
  愛を 誓えるさ
   あなたへの愛を
そして 3度目の冬
白いコートの 影をひきずる
 あの日の すれ違い
 いつまた 繰り返さず
そっと名前を ささやけば
高鳴るこの胸

それは 朝まだ早い
霧の彼方に 昇る太陽
 彩る 横顔は
 季節を いくつ巡り
今は清しい ほほえみに
確かめる愛よ

 若さを 信じるよりも
 心を いたわりあえば
  日々の重さと 時の速さを
  いつか 抱きしめて
  愛を 誓えるさ
   あなたへの愛を

作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1980.01.02.