灯を 消してしまえば
泣き顔 見せずにすむと
震え続ける あなたの胸に
涙が 光っているよ
あなたの 一人よがりで
これきり 逢えないなんて
別れ話は 夕暮れ時の
陽気な いたずらなのに
約束嫌いの あなたの涙が
何故か 夜を 哀しくさせる
もう 泣かないで
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どうして 黙っているの
紅茶が 冷めてしまうよ
思い出好きの 黒い瞳に
涙は 似合わないのさ
怯えた 子供のように
唇 震わせる女
つないだ小指を 放しはしない
あなたを 離しはしない
約束嫌いの あなたの涙が
何故か 夜を 哀しくさせる
もう 泣かないで |