いつも こんな別れを
二人 待っていたのね
あの頃 いくども
電話を かけあった
白い 壁のお部屋に
愛の すみか見つけた
二人の 生活
思い出してみても
泣いてるような 私の声と
引き止めそうな あなたの声を
あゝ 飾ってくれる
都会のざわめき
そっと 告げる言葉に
愛の 証捜して
今更 私の
行く先 聞くなんて
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いいの 今日が最後と
胸に 決めてきたから
優しい 言葉に
泣いたりは しないわ
途切れてしまう 私の声と
思わせぶりな あなたの声で
あゝ 惑わせないで
都会のざわめき
少し 雪も散らつき
肩を 濡らす私を
舗道の 向こうで
誰かが 待っている |