た め 息 の な い 街
ため息のない街で
肩寄せる 二人
コナゴナの 優しさを
抱きしめたままで
傷だらけの風に
慰められながら
指先を 絡めれば
想い出も消える
あゝ あなたとは
もう どのくらい
サヨナラを 積み重ねて
暮らしてきたの
愛してきたの
不確かな愛情が
この街に 似合う
まぶしさは 好きじゃない
夜だけが すべて
傷だらけの空が
泣き出せば 倖せ
ため息のない街は
想い出も 嫌い
あゝ あなたとは
もう どのくらい
サヨナラと 背を合わせて
暮らしてきたの
愛してきたの
作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1976.08.14.