長い 冬の 夜は ひとり 
暖炉に 火をくべて 
熱いミルク 入れてみれば 
あなたを 想い出す 
 
 涙が似合う 女に私 
 かわってゆくのかしら 
 
薬指に 光る指輪 
はめたり はずしたり 
 
 編み上げた セーターの 
 送り先さえ 知らないなら 
 雪模様 美しい 
 窓の景色に つぶやくの 
 
       ”あなた さようなら“ 
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      長い 冬の 夜は ひとり 
ため息 数えては 
あなたからの 愛の手紙 
燃やして みたりする 
 
 涙が似合う 女に私 
 かわってゆくのかしら 
 
白い雪に 消えたあなた 
今では 遠い人 
  
 悔やんでも しかたない 
 想い出なんか 捨てましょうネ 
 粉雪は 涙さえ 
 包み隠して くれるから 
 
   “あなた さようなら” 
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