冬 の 夜
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長い 冬の 夜は ひとり
暖炉に 火をくべて
熱いミルク 入れてみれば
あなたを 想い出す

 涙が似合う 女に私
 かわってゆくのかしら

薬指に 光る指輪
はめたり はずしたり

 編み上げた セーターの
 送り先さえ 知らないなら
 雪模様 美しい
 窓の景色に つぶやくの

 ”あなた さようなら“
長い 冬の 夜は ひとり
ため息 数えては
あなたからの 愛の手紙
燃やして みたりする

 涙が似合う 女に私
 かわってゆくのかしら

白い雪に 消えたあなた
今では 遠い人
 
 悔やんでも しかたない
 想い出なんか 捨てましょうネ
 粉雪は 涙さえ
 包み隠して くれるから

  “あなた さようなら”

作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1975.08.25.