冬 の 窓
ボクはいつも
窓際の テーブルで
暖かすぎる ストーヴに
少し 戸惑いながら
キミはいつも
北風に 捕まって
息を切らして 駈けてくる
ボクの 見てる窓まで
今日も 遅刻したわと
頬染めた キミに
風は 寒いかいと
わかっているくせに
※ いつのまにか
口癖の いたわりに
満足できる 二人なら
ここで 隠れていたい
話すことも
ないままに 窓の外
迷子の仔犬 寒そうに
駈けて ゆくのが見える
とても 可哀そうねと
ため息の キミに
そうさ 可哀そうと
それは誰のことか
※ repeat
作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1975.12.30.