振り返ってみても
辿った道は わからないさ
今 二人の 肩越しには
見知らぬ風が 吹きすぎるだけ
どうして こんな旅
始めてみたのだろう
不確かな 愛の言葉を
カバンいっぱい 詰め込んで
行き交う人並みに
戸惑いながら 彷徨う街
ほら 二人の 足音だけ
ビルの谷間に 悲しく響く
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今さら戻れない
わかっていたね あの朝にも
あの希望も どの町にか
置き去りにして 続ける旅さ
どうして こんな旅
始めてみたのだろう
倖せは 入らなかった
こんな小さな カバンには
見つめ合ってみても
曇った顔が 辛いだけさ
今 二人の 手の中には
破れた地図が 残ってるだけ |