朝の紅茶を くるくるまぜて
そっと瞳を 見交わすけれど
何かちがうの あなたと私
小さな部屋に 想い出ばかり
集めすぎたようね
細い雨に曇った 窓の外で一枚
枯葉が 散ってゆくわ
あゝ わけもないのに
涙が あふれそうなの
お願いだから あなたの胸で
もう一度 幸せを 確かめてみたいの
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こんな朝には 二人でいつも
旅の予定を 夢見てたのに
今朝のあなたは 満足そうに
夏の二人の 想い出ばかり
数え出しているの
窓を伝う雨粒 そっとたどる私に
あなたの 笑い声が
あゝ わけもないのに
涙で かすむ街なの
お願いだから あなたの胸で
もう一度 幸せを 確かめてみたいの |