巡り来る風は 地球の 熱い吐息
ここはインド洋 白い旅客船
焼けた肌に おまえの匂い
絡めあう指を 光が 溶かしてゆく
ここはインド洋 船は東向き
髪に飾る 真っ赤な花よ
おまえは 夢見てるように
いつもの 口ぐせをひとつ
「二人 一緒になって
太陽に 飛んでいきましょう」
降り注ぐ空の 青さに 接吻れば
ここは愛しさに すべて流されて
時は過ぎる 気ままな風さ
時は過ぎる 気ままな風さ
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キラキラと波は 二人の 燃える瞳
いつか失った 愛の言葉さえ
見つめ合えば 伝わる想い
ほとばしる汗に 世界が 滲んでゆく
きっと約束も 今は要らないさ
感じあえる 心と身体
おまえは 倖せをいつも
素肌に 隠しているから
「二人 一緒になって
太陽に 飛んでゆこうか」
巡り来る風は 地球の 熱い吐息
ここはインド洋 白い旅客船
時は過ぎる 気ままな風さ
時は過ぎる 気ままな風さ |