季 節 を 流 れ て
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一日が とても長く 感じて
ため息で 白く 凍りつく日々
一人は嫌いと 出かけてみても
街は この雨で 
淋しい 時の中

友達と 笑いながら 過ごして
気がつけば もう 二度目の冬
心の底から 笑えないのは
胸の 奥深く 
彩る 人のせい

季節の坂を 転がり落ちて
向かい風に  ふと 立ち止まる

涙を 思い出し  
振り返っては
すぐ また 落ちてしまう
初めての 思いだった ことだけに
すべり始めたら 止まりもできず
倖せのあとの 別れに気付く
余裕などなんて 
持ち合わせもせずに

いつだか 誰か言った 言葉に
釘づけになった 寒い心
恋の ぬけがらだ なんて まるで
わたし そのままの 
哀しい 形容詞

季節の坂を 転がり落ちて
向かい風に  ふと 立ち止まる

涙を 思い出し  
振り返っては
すぐ また 落ちてしまう

作詞:佐田優美
作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1977/11/12