胸に 焼きついた笑顔 
      かみしめてみれば 
      すりガラスの 向こうは 乾いた夏 
       
      あの日 サヨナラが好きと 
      冗談はよそう 
      お前の目に 涙が 光った朝 
       
       もう 一年も 前のことさ 
       出逢った街も 去年のまま 
       あの陽の光 逃げた肌を 
        やけに 思い出すよ 
       
      きっと 倖せにすると 
      指切りも今は 
      俺の胸で いつしか 乾いたまま | 
      いつも まぶしさの中で 
      溶けそうになって 
      この窓辺に 逃げてた 去年の夏 
       
      あの日 駆け足で過ぎる 
      夕立の中で 
      お前だけは きまって 乾いた肌 
       
       もう 一年も 前のことさ 
       陽射しの匂い 忘れたのは 
       あの透きとおる 白い肌を 
        やけに 思い出すよ 
       
      二人 確かめることに 
      太陽を捨てた 
      すりガラスの 中には 乾いた愛 
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