プラットホーム ~2~ PLAY
夏空の 青さで 
恋をした 二人は
古い時計の 思い出話
肌をさす 陽射しも 
知らぬ間に やさしく
 白い背中を つつんでる

待合室の 時計を見つめ
君の 頬に 涙が 
ひとしずく
次の列車が ホームに入る
サヨナラが 聞こえる

秋の風が やけに冷たく
プラットホームに 吹いている
いつの間に 二人は
思い出の ページに
 ひとりよがりの 絵具を塗って
悲しげな 視線に
サヨナラを 感じて
 白い素肌を 抱きしめる

待合室の 時計を見つめ
君は 夏の 言葉を
  捜すけど
次の列車が ホームに入る
  サヨナラが 聞こえる

秋の風が やけに冷たく
プラットホームを すぎてゆく

作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1973.7.7.