夏空の 青さで  
      恋をした 二人は 
      古い時計の 思い出話 
      肌をさす 陽射しも  
      知らぬ間に やさしく 
       白い背中を つつんでる 
       
      待合室の 時計を見つめ 
      君の 頬に 涙が  
      ひとしずく 
      次の列車が ホームに入る 
      サヨナラが 聞こえる 
       
      秋の風が やけに冷たく 
      プラットホームに 吹いている 
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      いつの間に 二人は 
思い出の ページに 
 ひとりよがりの 絵具を塗って 
悲しげな 視線に 
サヨナラを 感じて 
 白い素肌を 抱きしめる 
 
待合室の 時計を見つめ 
君は 夏の 言葉を 
  捜すけど 
次の列車が ホームに入る 
  サヨナラが 聞こえる 
 
秋の風が やけに冷たく 
プラットホームを すぎてゆく |