ボクはいつも
窓際の テーブルで
暖かすぎる ストーブに
少し 戸惑いながら
キミはいつも
北風に 捕まって
息を切らして 駆けてくる
ボクの 見てる窓まで
今日も 遅刻したわと
頬染めたキミに
風は 寒いかい? と
わかっているくせに
いつのまにか
口癖の いたわりに
満足できる 二人なら
ここで 隠れていたい |
話すことも
ないままに 窓の外
迷子の子犬 寒そうに
駆けて ゆくのが見える
とても 可哀想ねと
ため息の キミに
そうさ 可哀想と
それは 誰のこか
いつのまにか
口癖の いたわりに
満足できる 二人なら
ここで 隠れていたい
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