大人のふりをして
淋しげに あるくあなた
背中をむける 街から
僕の心に お帰り
やさしい言葉なら
いくつでも かけてあげる
編み物の手を 休めて
お茶を入れてる あなたに
指先に からんだ
まなざしを 感じて
うつむいて はにかむ
あどけない あなた
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見つめ合う 時には
ほほえみを 忘れないで
ゆううつそうな 仮面は
暖炉の灰と かえよう
手のひらに 残った
思い出が あふれそうさ
粉雪色の ガウンに
あしためざめる 倖せ
もう一度 あなたを
恋人と 呼ばせて
何気なく ふれあう
やさしさによせて
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