思い出誘う雨
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枯葉の街に 
思い出誘う 雨が降る
 たしかあの日は 
小さすぎる傘に
 肩を濡らした 二人だった

黙りこくって 
いつもの店で 雨宿り
 たしかあなたは 
苦すぎるコーヒー
 無理に飲んでた ように見えた

これが最後と 知ってた二人
見つめ合えずに 向かい合ってた

 不確かなまなざし 絡み合えば
 サヨナラにふるえる 愛が見えた
枯葉の街に 
思い出誘う 雨が降る
 二人愛した 
あの窓の景色が
 つらい涙に かすんでった

ふるえる指で 
冷たい紅茶 まぜてたら
 たしか突然 
席を立ったあなた
 雨の鋪道に 消えていった

これが最後と 知ってた二人
見つめ合えずに 向かい合ってた

 不確かなまなざし 絡み合えば
 サヨナラにふるえる 愛が見えた

作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1976/09/091