Mr. Southwind
今夜の船で 次の旅立ち
“愛してる”
そんな台詞も カタコトなのに
港の匂いの するバーで
初めてグラスを 重ねたあの夜
Mr. Southwind
見知らぬ国の 恋物語
映してた
日に焼けた肌 かき上げる髪
ブルーの瞳の 奥に見た
世界の女の 涙のあとさえ
すぐに別れが来ると
わかっていたわ 私
だけどあなたの 素肌の海に
おぼれていった小舟は
確かに 愛してた
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Mr. Southwind
あなたの汗に 慣れた素肌に
書いていた
小指の文字は きっとサヨナラ
港を見下ろす ホテルなら
少しもあなたを 引き留められない
すぐに別れが来ると
わかっていたわ 私
だけどあなたの 素肌の海に
おぼれていった小舟は
確かに 愛してた
Mr. Southwind
あなたがくれた 甘い夜さえ
投げつけて
いっそ旅立つ あなたに向けて
今夜の汽笛は 聞かないわ
今更涙を 流したくないの |