放 浪 PLAY
破れた地図の 標を辿る
小指が 震えてる
巡った途を 忘れた日々が
心に うずくまる

 若さを信じて 連れ去った
 逃げ出す夜さえ
 希望だと 信じてた

あぁ やけに 暑い夏だった
うぅ 皮の トランクに 汗が
いくつも 落ちていた



季節を告げる 星で占う
明日が 震えてる
寄せ合う肩を 吹き抜く風に
不安が 凍りつく

 言葉はいつから 色褪せて
 想いは裏切る
 今日までの 愛さえも

あぁ 一人 帰ってもいいよ
うぅ 焼けた 素肌さえ 痛い
真夏は 幾度目か

 背中を丸めて 眠りつく
 唇隔てて
 嘘だけを 積み上げて

あぁ 涙 流すなら 今夜
うぅ 朝が 昇る頃 二人
影さえ すれ違い

作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1979/08/26.