7月の駅 PLAY
夏の香 まぶしすぎる
白いホーム 君は一人
思い出を 詰め込んだ 
小さなカバンは
細い その腕には
 重すぎるけれど

今日はそっと 笑顔だけで
送るはずの 別れなのに
人ごみに うもれてく
小さな肩越し
少し 振り向く君
呼びかけてみても


季節に とけてゆくように
何かが 失われてゆく
目覚める まどろみの中で
今日まで 見つけてた
笑顔が 去っていく



氷りついた 心の中
時間だけは 確かすぎる
走馬燈 めぐるよに 
二人の世界は
ひとつ ちがう場面 
迎えてる 今さ


揺れる想い ふりきろうと
ぼくは幾度 サヨウナラを
汗ばんだ 手のひらに
ブルーのハンカチ
君が 残していく
思い出がつらい

※ Repeat

まるで愛を ひきさくよに
君の乗った 列車がゆく
寄せる肩 失って 
うつむく背中に
あつい 夏の香 
つらすぎて 今は

作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1978/7/28