君は覚えて いるでしょうか 
伽噺の 絵本の中で 
       小人たちが 歌ってた 
 あの歌を 
 
雨の降る日は 寂しいのと 
そんな君でも 耳をすませば 
 聞こえていた 雨だれの 
 メロディーが 
       
      髪を切って 大人びた君は 
もう 振り向くことも 
  忘れたのかしら 
せめて今日は ぼくが唄おう 
        20歳になる君に 
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      白い夜汽車に 乗った君は 
      月の光に 身体をあずけ 
 星の海を 泳いでる 
 妖精さ 
 
銀の竪琴 奏でながら 
ぼくの歌声 夜空に届け 
 甘い夢が いつまでも 
 見えるよに 
       
      髪を切って 大人びた君は 
もう 振り向くことも 
  忘れたのかしら 
せめて今日は ぼくが唄おう 
  20歳になる君に |