水無月廿日
水無月廿日 雨の街
小さな肩が ふるえてる
雨傘でかくして 涙ぐむ君に
一言声を かけたくて
小指の先に 雨の糸
明日の夢を 編んでいる
雨雲の向こうに 倖せがみえる
水無月廿日 梅雨さなか
水無月廿日 雨の街
ため息ばかり 数えてる
思い出がとけこむ この雨がやめば
ほほ笑むことも できるなら
走っておいで 雨の路
涙のあとも ふかぬまま
雨傘でかくして 抱き寄せてみれば
水無月廿日 梅雨さなか
水無月廿日 梅雨さなか
作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱:大槻剛巳
1974/06/30