第16回日本アレルギー学会春季臨床大会が前橋にて開催されました(会長:中澤次夫先生)。 これまでの日本アレルギー学会は参加したことがなかったのですが,今回はシンポジウムに「化学物質過敏症の診断・治療と問題点」「職業アレルギーの新しい概念と対策」「環境ホルモン(内分泌攪乱物質)と免疫アレルギー」など,イブニングシンポジウムにも「環境アレルゲンに対する原因特異的治療の展望」「自己免疫疾患の新しい治療戦略」、特別講演に「環境と遺伝の相互作用・粘膜免疫をめぐって」,教育講演に「ライフスタイルと免疫アレルギー反応(これは阪大森本教授です)」などなどと興味ある演題もあり(なんといっても招待講演5,特別講演3,教育講演10.,シンポジウム13,イブニングシンポジウム11,教育セミナー(ランチョン形式)11という盛り沢山な内容(2日半で)!!だったので,確かにってカンジでしたが,まぁ,勉強しに行こうって参加を決めたのでした。 加えて,一般演題は,すべて口演でスライド発表,私は,初日が学生の見学実習の当日に当っていたため,参加出来ず,2〜3日目に参加しましたが,自分の発表の時に,聞きたいシンポジウムが二つ同時進行しているとか,森本教授のご講演は初日だったため聞き逃すとか,なんていうか,少し学会の内容が豊富過ぎて,聞けない部分もありました。う〜ん,一般演題はポスターで,もっと,一般演題以外を聴く機会が増えていれば,ってちょっと感じました。



まぁ,それは良いとして,学会の模様と,前橋への道行きをご紹介します。
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定番の学会の看板です。
看板をバックに撮ってます。着いて直ぐです。
つまり,夜行で到着して直ぐなので,なんとなく顔つきに疲労っぽいカンジが出ているように思います。
 会長講演の様子です。
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ところで,上記しましたように,今回は,前日の5月12日午後が,三年生の見学実習に当っていたのと, 倉敷 <-> 前橋 という距離のため,12日夜から,サンライズ出雲/瀬戸で東京に向かいました。B寝台ソロで取りました。


東京駅についてからでしたが,お顔を写しました。
サンライズ出雲/瀬戸号は,岡山を22:32発,東京に7:08着で使いやすいですね。

今回は,二階席(っていうか室っていうか)でした。10号車4番でしたね。
寝台から入口辺りを撮りました。

階段はちょっと急ですが・・・・。



ちなみに,写真を撮り忘れましたが,ロックは,4桁数字式のデジタルロックです。


枕元側です。

今回は東京方向でした。

写真左の
処には,リーフレットにありますように,FMとか目覚ましとかがあります。
足元から窓に向けての様子です。二階室でしたので,少し丸みを帯びております。





足元側(今回の寝台では下り方向)です。
左上には,荷物入れがあります。

ちなみに一階室は,足元のスペースで荷物置きとしているようです。
 
階段を上がって,エアコンの送風口とカップですね。

ちなみに,若い頃から,結構,夜行で学会に行ったりしたこともあったのですが,最近,なんとなく寝つきにくくなってきてます。歳のせいかしら,って想いますね。今回も,そこそこには眠れたのですが,思ったよりも,途中で目覚めたりしました。

また,東海道本線ですので,横浜くらいからは,窓を開けていると朝の通勤通学の人並みと,目を合わせてしまいそうになりますので,窓の覆いを半開きにして,上下させてってカンジになっちゃいます。
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さて,前橋は,1989年に第51回日本血液学会で行っただけで,二回目でした。群馬県は商都として高崎があるためか,前橋は政都であり,こじんまりとした穏やかなカンジの街でした。


夜行で着いて,前橋駅北口で降りました。


前橋駅から会場へとまず北に向かって歩くのですが,先ず迎えてくれたのが欅並木です。

約500mくらい,緑のトンネルです。

季節的にもちょうど緑が美しい時期,特に2日目は良く晴れてもいて,心が安らかになる想い,癒しっていうのかしら,少し前なら,って感じでした。


←  →
前橋は

「水と緑と詩のまち」

ということです。

ケヤキ並木には,彫像もいくつかありました。
  
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← 

県民会館の5階より,西北西向きです。

おそらく榛名山方向では,と,思うのですが。・・・・・・。



同じく,学会会場の一つだった県民会館から,北北東より,多分,赤城山だと思います。
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参加二日目,自分の発表を終えて,教育セミナーまでの40分くらい,陽射しも柔らかで,少し散策しました。

街の中心部を広瀬川というのが流れておりまして,柳並木と,そして,なんといっても前橋は詩人・萩原朔太郎を生んだまちでもあります。

前橋のリーフレット通り,

「季節ごとに舞う風が花の色を落としていく。
いくつもの詩が生まれた場所。
文学と広瀬川は,すごく似合った。
そっと目を閉じれば,
詩人が愛した風景が静かによみがえる。」

ということになります。

萩原朔太郎の詩碑です。詩碑の説明(中)を読むと岡山の六高に入っていたこともあるようですね。
萩原朔太郎以外の詩碑もありました。また,前橋文学館も広瀬川河畔にあるようです。訪れる時間がなくて,残念でしたが.........。

参加二日目は,前夜に低気圧が通り過ぎて,結構な風(多分,赤城降ろしってのはこんなものではないのでしょうけれど)でした。でも,河畔を散策していると,なんだか,気持ちが良い意味で凪いで来ました。
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帰倉日は,昼の教育セミナーが終わって,前橋駅に着いて,で,取ってい高崎発の「あさま」の接続予定まで,1時間弱ありましたので,駅前の案内図を見て,「龍海院」さんへ行って見ました。
参拝口の処ですが,仁王像が見られました。


春は桜が良いのでしょう。
前橋のリーフレットには,桜とこの山門が載ってます。
ちなみに,

「龍海院は徳川家の命で外護者となった酒井家の転封とともに1590年に川越、そして1601年に前橋に移った。酒井家は、初代重忠から9代忠恭に至る150年間藩主を歴任し、歴代墓地がこの寺に現存している。市の指定史跡。姫路転封の時もここに留まり、以来世人開運出世の寺として今も信仰を集めている。」

ということです。
←:本堂です。

こんなのもありました。


回しましたが,般若心経は恥ずかしながら唱えられません。
お庭もきれいにされてました:→
「150年の間、前橋城の城主であった酒井氏一族の墓があるのが、龍海院という曹洞宗のお寺です。正式には、大珠山龍海院是字寺と呼びます。」

とのことです。
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ちなみにお土産には,清月堂さんの「二百まんじゅ」を求めました。
「あさま」に乗るために,前橋から両毛線の高崎行き(新前橋-高崎間は上越本線ですね)に乗りました。

車窓から坂東太朗・利根川が見えました。

私自身は,西日本が殆どなので,感慨はそんなにないですが,関東平野というとやはり利根川,なのでしょうね。