2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。
臨床環境医学 編集後記 Vol.26 No. 1. 2017
 2017年になって世界の政治情勢は刻一刻と変化してきています。健康と環境に根ざした本学会,そして機関誌である「臨床環境医学」であっても,大きな潮流に飲み込まれたり翻弄されたりすることもあるのかも知れませんが,それぞれの研究者,そして問題をいろいろな立場で解決に向けて努力している人々,気持ちをしっかり持って,流されることなく対峙していく決意を新たにしないとならない時代に突入しているのかも知れません。
 いろんな失言や不適切な行動で,政治に携わる人たちも頭を下げたり役職を辞めたりされていて,なんだかそれもまた日常に染め上げられていくような状況ですが,大きな課題に取り組むとともに,寄り添っている身近な人たちの気持ちの穏やかさや和みをこそ,与えていけるような人生に根差した上で,力を振り絞って,向き合うべき大きな課題に対しても,それぞれの立場で,医学研究であったり,実態調査であったり,また,必要な時に,言の葉を尽くして,声を上げていくことが大切なのでしょう。
 自らを律しつつ,それでも身近な人たちから,幸せの輪を広げていける様に,願いながら努力を惜しまないようにしたいものです。
 さて編集委員長を務めております大槻は,(ご存知かどうか)オリジナルの音楽作品をリリースしています。去る4月27日にiTunesで4枚目のアルバム「Adolescent Memories」を出しました。Google Play や Amazonでも「ポチ」ってクリックしてお手元に置いていただけます。また歌詞カードはKindle版でのリリースですが,今回,楽曲の一つに合わせて,小説なども記してみました。こちらもお楽しみください。
 これからも「臨床環境医学」,どうぞよろしくお願い致します。

大槻剛巳