2016.6/22
環境社会医学ユニット見学・実習・・今年度の第5回目は,今年度の最終回(今年から1学期で終了です)
校舎棟の前庭の睡蓮も・・ステキ

大槻引率班は,長島愛生園です。

バスで,紹介のDVDを見ながらの往路です。そして,邑久長島大橋〜人間回復の橋を渡ります。

到着・・・歴史館で,学芸員・田村さんのお話を聞いて,展示を観せてもらいます。
2Fの特別展は「医師・神谷美恵子が見た世界」・・・自らの生き方の一つの礎としたいものです。
さて,その後,梅雨の最中で雨模様でしたが,それでも屋外の施設見学に出発です。
長島神社の在る島は・・・今,満潮で島です。
蔦の絡まる歴史館
収容桟橋へ・・・残らざるを得ない者,残さざるを得ない者の悲哀の場所です。
それでも緑は溢れていきます。
収容所:回春寮です・・・ここが社会との断絶の境界線。ここで消毒風呂に入れられ,現金なども取り上げられてしまったそうです。
ぐるりと回って・・次へ
収容桟橋を遠くに見ながら・・・監房へ
そして,島にも花は咲いています。
何十年とこの島の四季だけを見てこられた人たちの思いや如何に,ですね。
雨に緑が洗われています。
歌人「明石海人」が暮らしていた目白寮跡
そこから納骨堂へ
偽名で,そして自らの家の墓にも入れなかった人々の思いほど重いものはない。
みんなで黙祷を捧げました。
紫陽花も・・・・
丘の上からの・・収容桟橋
自治会館など,現在の施設。そして,日出会館で入所者の方から,厳しい負の遺産としての人権蹂躙の歴史を赤裸々に伝えていただきました。思いをしっかり受け止めましょう。
あら,島がつながっていますよ!

毎年,ありがとうございます。