2016.3/06
今年,5月14〜15日にG7伊勢志摩サミットの国内関連行事として,倉敷市でG7教育大臣会合が設けられます。その公式サイドイベントとして「G7倉敷こどもサミット」が開催されました。

ちゃんと国内のインターナショナルスクールの米英仏独伊加の10-15歳のこどもたちが参加して,倉敷市の中学生も2名,参加して,サミットが開かれます。
  
大学にも参加の案内が届き,学長の代理ということで参加してきました。
大学関係は,最前列の一番上手側・・くらしき作陽,倉敷芸術科学,倉敷市立短大,大岡山学院大学岡山短期大学からも,お一人はいらっしゃっていたので(作陽の先生は中座されたけど(=^_^=)・・・)参加したのは良かったですね。
報道陣も一杯です。

始まります!馳文科大臣,伊東倉敷市長の挨拶の後,基調講演が始まりました。コーディネーターとして,そして基調講演を行った今春,ノートルダム清心女子高校を卒業した井関さん,素晴らしい基調講演とコーディネーターぶりでした。素晴らしい若者です。
  

そして,パネルディスカッション!テーマはThink Globally, act locally です。
論時間:今,なにをすべきか? 
プロジェクタには,ワードでその場で打つメッセージが提示されている(さすがサミット)
Yuzuki 英語の先生になりたい。勉強を頑張っていい高校に,いい大学に入って,でも,夢をかなえるために,頑張ろうって思っている。教育は若い我々にとっても重要。さらに,勉強を頑張ることに加えて,友情なども重要。
  Mason 語学の勉強,書く,iPadに打つ,文法の勉強・・・そういったことが重要。年長者が年少者に教えたりすることも重要か。
Leilla 家族との時間をもっと取りたい。さらに友達も重要。友達同士で支え合う
Alessio 地球温暖化などに対して環境のことを考えることが重要。廃棄物処理の問題。
Angellia 勉強をきちんとしたい。ノンフィクションや歴史の本を読む。日本や欧州の歴史について勉強している,その他も科学なども,それに日本語,英語,仏語についてもマスターしていきたい。
Shunji 相互に理解し助け合う。科学技術も重要。競争も必要(体力も知力も)
Kazuya しっかり食べる,体調管理において。日本の教育システム,食事を与えてくれること,を誇りに思う。カロリー計算をされた食事を食べることは重要。
Yaame みんな給食を得ていますか?? 私の高校ではお弁当でした。
Mr. Takashi ここに集まっている生徒さん,給食は好きですか?
Mark 沢山学ぶ!それはよい仕事への機会。科学技術か経済,政治といった分野。将来の生活に重要。
Ellen 環境への着目。熱帯雨林,廃棄物の問題。リサイクルなども重要。ごみを出さない。
Eva Nadine 相互扶助・・友達や家族と一緒に過ごす時間を重要だと思う。大切なのは人間であるということ。
Leon ボランティア活動,在学している東京INSもボランティア活動している。砂浜のごみ,カナダではきれいのに,日本はごみで汚れている。もっとボランティア,生き物や環境を守るために。
Annabel 異なった文化を学ぶ,出来るだけ沢山。日本の小学校は外国人はいなかった。20か国以上の友達が中学校では居る。
What we can do for better future
もっと深いところで討論しましょう!
Leila いろんなことで博物館などへ行くことでもっと学びたい。学校に来てくれるゲスト講師での話も興味深い。
Kazuya 文化の発信。和食の紹介。ユネスコの文化遺産にもなっている。
Takashi シェフか何かになりたいの? Kazuya 医師になりたい!(←頑張れ)
Ellen Community serviceの重要性,地域のがん予防なども。
Yaame あまり日本の学生はボランティアをしていないので,重要な点をありがとう
Yuzuki 未来のために若者が考えて行動することが重要である。日本に住んでいる私は地域のボランティアなどをすることが重要である。日本の自動販売機で売られているものからのごみが問題。一人の人間が大きな変化をもたらしてくれるのではないか!
Takashi 倉敷の生徒,参加者〜学校とか地域でボランティアをした人いますか,手を挙げて。日本の生徒もボランティアしているみたいですね,
Annabel 自分に自信を持ち他の文化を尊重すること。
Yaame 日本人は自分の意見をもっと主張してもいいのでは?
Alessio イタリアでは都市の掃除などをして高齢者の手助けをしている。
Takashi 小学校から大学生は一緒にボランティアしているの?
Alessio 別々だけど。
Mark 学生たちがどうやって地域を護るのか? 年長者から年少者への伝授。子どもたちは大人からより少し上の子どもから学ぶ方がいいんだよ。スポーツなどによって。
Leon 世界で何が起こっているかを知る,そしてそれに対して行動する。地震や津波の問題で,国内外について知っていて,それに対して行動した。3.11の被災者と,大都市圏で居住者との生活の違いがあったらよくない,その支援のボランティアもあり,Great Forest なんどかproject もあって,それはいい! 
Angelina 自分たちの文化を人々に理解してもらう。芸術や歴史。
Yaame 文化を伝えるという話はいいですね,ありがとう!
Eva Nadine それぞれが信頼し合うこと。国から地域レベルまで含めてそれぞれの間で重要。暴力は必要なくなるはず,暴力は何も解決しない。暴力は破壊するだけだ。ドイツは経験から負の歴史を繰り返さないようにしないとならない(←日本人よりきちんと自分たちの歴史を観察して,受け止めている印象ですね)平和の改革,東西の合併,こういった歴史を受け止めて,行動していかなければならない。WARはよくない。自分はドイツが一つになったことに誇りに思う。また常に謙虚で感謝を忘れてはならない。歴史から学ばないとならない。それと同時に行動をするときにはきちんとしないとならない。
Mason いろんな人と友達にならないとならない。友達を作っていかないとならない。
Yaame いい意見をありがとう。
Shunji 平等というのが必要。格差是正が必要。国際的な平等も重要。子どもの強制労働は大きな問題。
Alessio 尊敬,平等,寛容であること。これらは重要ですよ。今,我々若い世代が動き始めないとならない。世界のために。
Yaame 重要な言葉でした。人間としての基本ですね。
Kazuya 世界の半数は25歳以下,そのまた半分は開発途上国です。HIVやその他の事故や暴力などで生命が失われています。もし保健衛生上の環境が整えば,もっとよくなるのに。安全も含めて。地域のことも重要だけど,発展途上国のことを考えるのもとっても大切なことだろう!
Takashi これで終了。Act locally ad think globally >> これから宣誓書を作りたい!

休憩・・・ 歓迎ピアノ演奏 倉敷市立東中学校 稲垣拓己くん,昨年のピアノ協議会で中学校部門で1位になった生徒さん。サンサーンスのトッカータ>>> さすが一位,すんごく,すんごくうまい!!! 喝采でした!!
   

そして,宣言案発表,採択,手交となりました。
 
宣言を文科省の専門官および伊東市長に渡して終了です。
いやぁ,素晴らしい「こどもサミット」でした。集まった各国代表のこどもたちも素晴らしい!
こんな若者たちが存在すること自体で,将来・未来への希望が持てます!
最後は。倉敷市教育委員長の井上氏の閉会挨拶でした。
  

会場はIVYスクエアのフリーラルコート! 本館の方の中庭にはカワヅザクラも
こどもたちの素晴らしさも含めて,春は近いですね

  
倉敷市内の中学生約240人も来場していたとのことでした・・・。
会場のフローラルコートの向かいには・・城山稲荷