2014.2.13.
富田先生(医用中毒学)@川崎医学会講演会
衛生学教室とは実験ベンチも向かい合わせでとっても親しくさせていただいています医用中毒学・富田正文先生が,今年度で定年を迎えられ,次年度からは川崎医療福祉大学に異動されます。川崎医学会講演会で「川崎医大37年を振り返って」と題して,ご講演をいただきました。
公演終了後
沢山の花束
第3学年の副担任も
とっても長くお務めでした。
学生諸子も
とってもお世話になったって思います。
沢山の花束の贈呈もあり・・とってもステキな講演会で,またフランクで親しみ溢れるお人柄に,改めて心を打たれました。
【川崎医大に就職して気がつくと37年が経過しています。その間、科学の進歩も目を見張るものがあり、法医学の内容が大きく様変わりする部分と、まったく進歩のない部分ができてしまいました。それで、そんなことを混じえながら、法医学として携わってきた期間のことをまずお話ししたいと思います。次に、その後の川崎医大プロジェクト研究費や科研費での研究内容について、それはマウスを使った除草剤の中毒機序や覚醒剤とストレスについてですが、簡単に紹介させていただき、最後に直近の研究 “Does methamphetamine affect on bone metabolism? ”についてお話ししたいと考えています。骨の代謝は中枢神経系や末しょう神経によって調節されていること、そして覚醒剤が神経系に大きな影響を与えることを考えると、骨に対しても何らかの影響をおよぼすと思われます。われわれは、マウスの大腿骨におよぼす覚醒剤の影響を組織形態計測と骨代謝マーカーから検討し、覚醒剤の骨に対する影響を調べました。】