2012.8.09.
共同研究の打ち合わせで,大阪へ!
「ちょっと寄り道/ブラ@タケミ」で,吹田へ・・・
 
これまでも来ていました。2010.12.23. 2011.7.1.
なので,今回は,また,違う処へ・・・
内本町という駅から南西の方に向かっていくと,旧家らしき建物が残っています。
  

そして,旧西尾家住宅(旧仙洞御料庄屋屋敷跡)です。
   
  
さあ,入ってみましょう!
門を入ると音が建物の中で鳴る様になっていて・・・ボランティアの方が顔を出してくださいました。
そして,本当に丁寧に,見学の説明をしてくださいました。内玄関から・・・格子戸の処が,正規の玄関・・・そして,縁側へ抜けていきます。
【旧西尾家住宅は、仙洞御料庄屋を勤めた伝統と茶の湯の精神を感じさせる屋敷です。数寄屋風を意識した主屋、茶道藪内家の指導になる茶室、牧野富太郎の関与が伝えられる温室、著名建築家武田五一が和洋折衷の意匠を試みた離れなど多彩な建物からなり、文化性に富む優れた建築が伝えられています。当住宅は平成21年(2009年)12月8日、重要文化財に指定されました。】です。上の茶室の床の間に一段,高い処が設えてあるのは,琵琶を置く処で,こういう床の間は珍しいそうです。
元々・・・仙洞・・・とは,天皇が引退されて院とか上皇と呼ばれる立場の総称で,そこに「御料」ですので,そのお食事処って感じらしいです・・縁側の柱は一本杉で35mもあるとのこと・・・また,千利休のお弟子さんに茶を教わった当主(藪内流)だったそうで,茶室は,庭園内も含めて5つもあるとか・・・客間は3つ・・・一番奥は,檜の天井,床の間の間の天井は,檜の一枚板,その横の床は欅の一枚板だそうです。そして,欄間の模様はやはり仙洞だけあって・・・牡蠣柄を水で薄めて白を,膠で薄めて黒を出す手法で描かれているそうです。
昔ながらの建物ですね。杭を隠すののデザインの真ん中は・・・どこかの大名さんの家紋に所縁が・・・(あっ,説明の詳細を忘れました)
 
この辺りで最初に明治44年に電気が通って・・当時設えた配電盤が残されていました。また,翌年には電話も通じて・・ここの家が1番,2番は,駅の北側の朝日酒造(アサヒビールさん)。そして役場が3番だそうで・・・上のパンフレットのスキャンでも,電話番号は0001 ですね!
時間の関係で,お庭は駆け足で,ご説明いただきました。
燈籠が多い,そして,茶室が2つ,並んでいますが,これは,なんとか式となんとか式が合体した建物で,珍しいそうです(詳細,説明を受けたのですが,メモを取る訳でもなく,忘れました)。
  
来る前に表に少し背の低い処に勝手口の様な門があったのですが,庭園の中で,少し低い処に小径が設えてあって,そこから外に出る門だった様です。
息子さんは東大で,牧野富太郎氏に師事されて,農学ですか。。。慈姑が植わっていました・・・そして,防火水槽(プールとしても使われいたとのこと),や温室(戦時中にキラキラ光るってことで,取り壊しになったそうです)もあったそうです。
   
離れを見せていただく時間がありませんでした。武田五一作による洋風・和風の二つの建物だそうです。蔵は・・・昔のままの建物だそうです。
お花の処では,アゲハチョウが・・・蝶々の結婚式?

さて,吹田駅に戻りましょう・・・近くの光明寺さんです。
  
親鸞聖人ですね。
    
そして,こしばらく進むと・・・んな看板も・・・
 

さて,大阪駅の金の時計台で待ち合わせです。
近代的な駅に生まれ変わっていますね! そして,最近,駅などでよくありますが,小さな水滴が噴き出ていて・・・涼を誘っています。
ここのジェラード屋さんは,とっても人気
 
で,喫茶で・・・長く居座って,共同研究の今後の展開の打ち合わせ・・
   
で,その後,雑談とごはんで,近くの和食やさんで・・・ビールのために(?)3皿目まで写真を撮っていたのですが・・・最後の鮎は,食べた後です,失礼!