2012.2.12.
呼吸器外科・中田教授が,岡山県のくガイア健康被害認定審査会委員をお務めになられている関係で,第41回大気汚染公害認定研究会の特別講演のご依頼を受けており,話せていただきてきました。
 
所謂,郊外件くお被害保証制度の旧第一種地域・非特異的疾患(慢性気管支炎・気管支喘息・喘息性気管支炎・肺気腫・これらの続発症)の指定自治体での認定委員会の研究会で,川崎医科大学の周辺では,水島地区を有する「倉敷市」と,玉野市・備前市の岡山県が入っています。この総会は,この地底地域の認定審査会が当番制で,毎年,総会を開催されているとのことで,今年度は「岡山県」の当番とのことでした(平成17年には倉敷市が当番になってらした様です)。
  
座席表からも各自治体からの先生方がお集まりの様子が分かります。倉敷市の審査会委員長は公衆衛生学の勝山教授,また,岡山県の審査会会長の木村先生は,川崎医科大学にも在籍されてらしたこと,覚えておりますし,司会の岡山県の審査会副会長の渡邊先生は,先輩です。
医師会会長の代理での常任理事のせんせい,環境省の方等々,ご来賓のご挨拶も重いものがありました。
  
「珪酸・アスベストの免疫影響」と題して特別講演をさせて頂きました。クボタショック以来のアスベスト禍は,その根っこには,高度経済成長期の使用があり,ある意味,公害としても概念的には同じ範疇に入っていること,その対応は,環境省が救済法で処理しておりますが,今回の集まりは大気汚染関連ということでもあり,呼吸器のご専門の方がおそらく多かったのであろうとも考えられて,我々の行なっている免疫影響について,そういう視点もあるのか,と,ご記憶いただけたら幸いであったかと,思っています。中田先生,座長をお務めいただきまして,ありがとうございました。
    
会場は,ピュアリティまきび・・・昼食をご馳走になって・・・午後は,失礼しました(すみません)。

さて,「ちょっと寄り道/ブラ@タケミ」として・・・会場に出向く前に,岡山城周辺を少し散策しました。
旭川沿いに,河原に降りれるようになっていたので,冷たい冬の朝日が,川面を照らしている様子です。
後楽園から月見橋をわたって烏城(岡山城)に来ても,こちらの方にはなかなか足を運びませんよね。
それでも,お城の雄姿を直下から仰ぎ見ることができます。
但し,すれ違ったりするのは,どうも地元の方ばかりで,観光の方は,そのまま馬場口門(?)から城内に入られるようです。
雲もない冬の蒼空がまた凛として気持ちが研ぎ澄まされますね!
さて,河原から上がって,土手の通路を逆戻り!
殿様のお家でもあったのですが,行政の建物でもあったと考えると,この広さもなるほどとも思います。
案内板の説明を読んでいると,それぞれの石垣とかにも,歴史があるのですね・・・勿論,その頃は,今より時間が少しゆっくりだったかも知れませんが。
【岡山城本丸には、城の中枢だけあって、天守閣はじめ3つの御殿、30の櫓、6つの櫓門があった。特筆されることは、高層櫓が多いことで、3層以上の櫓が9棟を数え、城全体では11棟にものぼった。江戸城や大坂城、名古屋城のような天下普請の城は別格として、大抵の城においては3層以上の建築は天守閣に相当するもので、ひとつの城に1棟ないし2棟程度しかないのが普通である。これほど高層櫓が多いのは、岡山城のほかに熊本城しか例がなく、岡山城の大きな特徴のひとつである。】だそうです。
黒いお城はでもある意味,異様でもありますよね,烏城の名の通りですが。
まだ朝早いですが,連休の二日目の朝で,幾つかのグループの方が,来られていました。
ここもそうですが,城址の周辺って県庁などがあるのが多いですが後楽園もあって,この辺りは,あまり現在が入り込まず,往時を忍ばせますよね。
さて,特別講演ってことですし,早目に会場に入りましょう!