出発前です。
淳風会へのバスがまず体育館横を東へ向かいました。
さて「みずしま財団」班です。
まずは鷲羽山スカイラインから,鴨ヶ辻山から水島の地形などを見ます
隆盛期には,コンビナートで4万人前後の方が働いていらっしゃったそうで,団地などもたくさんあります。
そして,今日はちょっと霞んでいましたが・・・地形を見ます。
倉敷芸術科学大学のある大平山,種松山,そして上っている鷲羽山っていうか児島半島・・・
南西の風は,山に遮られて・・・・大気は水島地区にたまったそうです。
また,一部は谷間が風の通り道・・・空気の通り道になって,少し離れた辺りでも,大気汚染の被害が出たそうです。
運転手さんにもがんばってもらって・・スカイラインから児島の稗田地区から宇野津へ抜ける(この谷間も通り道だった)路へと居ります。
コンビナートの煙突などが,迫ってくるようです。
そして,塩生(シオナス)地区へ・・・ここは,コンビナートの一般民家との間が50mしか離れていないところとのことです。運転手さんはかなりギリギリの道路を抜けてくださりました。確かに,JOMOと書いてあるタンクは,民家の瓦屋根からすぐそばで・・・且つ,そのサイズの違いが,一般の人の生活と,工業〜産業の膨大さを物語っているようです。
そこから呼松の町並に入って・・・(動画参照),松江地区の近くを抜けて,コンビナートの中へ! 1学期にお世話になった三菱化成さんの工場内を走ります。
この集合高煙突は,当時の公害対策だったのですが,結局,高い位置で排出しただけで,総量規制が始まるまでは,あまり意味がなかったとのことですが・・・180mだそうです。
水島臨海鉄道を見つめつつ,道端の秋(コスモス)を感じつつ(宇野津では曼珠沙華でした・・・・どちらもMOMOEさんの歌にありましたけど)・・・・水島港を車から見学です。
そして,みずしま財団さんが,子どもたちなどと一緒に生物調査をしたりされている八間川のそばを抜けていきました。
最後は,公害被害家族の会のお部屋で,患者さんや里見先生(協立病院院長)のお話を聞かせていただきました。
本当に,ありがとうございました。
医師へと向かっていく学生さんたち・・・いろんな経験の中から,自らの医師像を形成していってみてください。 |