不忍池から今回の会場であった東大の方へ向かう途中に「旧岩崎邸庭園」ってのがあります。
重要文化財・・で,今回,初日の朝の始まりが少しゆっくりだったので,入ることが出来ました。
さて,ここは・・・
「三菱財閥3代目社長、岩崎久弥が茅町本邸として用いた屋敷のうち3棟が現存する。いずれも重要文化財。」ですの,貴重な文化財であり,かつ,明治期の財閥の栄華の跡でもありますね。
入口までの,長い坂道を登っていきます・・。
先ずは,洋館が眼前に現れます。
【洋館:1896年(明治29年)に竣工し、岩崎家の迎賓館として用いられた木造下見板張りの西洋館。お雇い外国人として来日、独立後は三菱・岩崎家の仕事を数多く手がけたジョサイア・コンドルの設計である。南面に大きなベランダが張り出したスタイルには、コンドルが得意としたベランダ・コロニアル様式がよく表れている。晩年の作品に比べ装飾性が強く、四角い塔の張り出す玄関や外観の装飾はジャコビアン様式を基調として、イスラム風のデザインが施された客室など様々なスタイルを織り交ぜている。(東側のサンルームは後年(明治40年代)の増築である)】とのことです。
尖塔の辺りも,イスラム風ですよね・・・ごちゃ混ぜの様な,それでも統一感のある様な・・欲張りなくせに,すっきりとしてます。
中に入りましょう!
いろいろな部屋も,意匠がいろいろと施されています。
なんか・・・そうか明治の国のトップの富裕層は,こんなところで,普段の生活をしていたのか! って単純な感想ですが・・。
室内装飾等に・・そこまで造詣がないものですから・・・すみません。
どの部屋にも暖炉もあるし・・・壁もいろいろと工夫です。
華美すぎない感じは,いいですね・・・。
2階のバルコニーからは,芝生庭園や,撞球室(地下道で繋がっているそうな・・)も見えます。
また,和館もあって・・そこには小さな日本風の庭も設えてあり・・・そこも見えます。
そして,和館の方へ行きましょう・・・。
窓からも・・・日本風のお庭が・・・。
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洋館との境には,多分撞球室への地下道の階段ですね。 |
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さて,外へ出て・・・外観と・・庭園の方を歩きます。。。
小雨模様でしたけれど・・傘も要らない程度にはなってきました。
撞球室ですね・・。
海外のこの頃の建築では,別棟としてあるっていうのは,珍しいとのこと・・そして,これは,スイスロッジ/山小屋風です。
地下道で繋がっている・・そうです。
さて,洋館をぐるりと廻りましょう!
和館の外の日本風のお庭です。
ちなみおに和館は【洋館と同時期に竣工した、書院造を基調とした和風建築である。迎賓館としての洋館に対し、生活の場としては和館が使用された。船底天井の渡り廊下で結ばれた和洋の屋敷は、和洋折衷館の初期のスタイルを伝えている。設計は大工棟梁の大河喜十郎と伝えられている。長大で良質な木材がふんだんに用いられている。釘隠しなど各所に岩崎家の家紋である三階菱の意匠が見られる。1969年(昭和44年)に大広間が重要文化財に指定されたが、同時期に和館の大部分が取り壊された。往時は550坪に達する大邸宅であったが、現存するのは大広間と茶室の周辺のみである。】とのことです。
和館からイスラム風の尖塔も垣間見えます・・・・
さて,後は,広い芝生の辺りと,周辺の少し日本風の辺りをそぞろ歩きます・・・。
振り返ると庭園が,しっかりとある,っていう感じですね・・。
今は,その彼方に,東大病院の建物が見えますが・・・。
枯葉も多くって・・・・また,この周囲の日本風の辺りは,通常の日本庭園というより,西洋の目のフィルターが掛かっている印象でした。
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さて,そろそろ学会開始の時間ですので。。。退園します。
外は,煉瓦の塀で・・・無縁坂辺りです・・・。
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