2008.12.3-5.の福井での班会議
それおt,12/6の東京での中皮腫パネル・・
この間に,12/は比較的余流にある移動日になったので,曹洞宗の本山,永平寺にお参りに行ってきました。
父が逝去した年の暮れに訪れる機会が出来たのも縁です。
あいにくの雨でした。
冬の冷たい雨でしたが・・・。
それは気持ちといろんな想いを静謐にしてくれる雨でした。
バスで,門前まで行きます。永平寺といえば,杉林・・ですね。
さて,屋内へ・・・。大広間では,天井の絵模様を見たり・・・。
修行僧の皆さんが,修行の一環で,案内などもされていました。
四天王のお出迎え
ひたすらに様子を撮影してしまいました。歴史・・は,重いです。
今から約750年前の寛元2年(1244)道元禅師によって開創された「日本曹洞宗」の第一道場で出家参禅の道場です。境内は約10万坪(33万平米)、樹齢約700年といわれる老杉に囲まれた静寂なたたずまいの霊域に、七堂伽藍を中心に70余棟の殿堂楼閣が建ち並んでいます。永平寺の開祖道元禅師は、鎌倉時代の正治2年(1200)京都に誕生され、父は鎌倉幕府の左大臣久我道親、母は藤原基房の娘といわれています。8歳で母の他界に逢い世の無常を観じて比延山横川に出家されました。 その後、京都の建仁寺に入られ、24歳の春、師明全とともに中国に渡り天童山の如浄禅師について修行し、悟りを開かれて釈迦牟尼仏より51代目の法灯を継ぎ、28歳のときに帰朝されました。帰朝後京都の建仁寺に入られ、その後宇治の興聖寺を開創されました。寛元元年(1243)鎌倉幕府の六波羅探題波多野義重公のすすめにより、越前国志比の庄吉峰寺に弟子懐弉禅師(永平寺2世)等とともに移られました。翌2年、大仏寺を建立、これを永平寺と改称し、のちに山号を吉祥山に改めて、ここに真実の仏弟子を育てる道場が開かれました。以来、御開山道元禅師が説き示された禅の仏法は脈々と相承護持され、今では全国に1万5千の末寺、檀信徒は800万人といわれております。
とのことです。
雨に,それも冬の雨に打たれる伽藍は・・・修行の厳しさを,包み込むようです。
柱の枠越しで,撮影しました。
お堂ですね・・・きらびやかですが,でも,敬虔になれます。合掌です。特に,今年は・・・・。
木々の合間に,像もあり,そして,伽藍が,ぐるりと広く,種々の堂があります・・・。
白山水・・連なっているのは,白山であることが感じられます。霊験あらたかな,水ですね。
AEDもありました。
晩秋〜初冬の色合いも庭や甍の彼方に見られます。
雨は時に荒々しく,そして時には静かに・・と,趣を変えながら振り続けていました。
移動日で余裕があったせいか,気持ちが仏心に委ねられるように思えてきました。
大槻家は曹洞宗ですし,今年は,父のこともあって・・・・彼岸へと渡ること・・その際の人生について・・普段なんとなく忙しくしている中で,考えさせられました。そのような象徴的な雨の永平寺でした。
一枚,いちまいの瓦にも・・どこかで仏心が宿っているのでしょうか?そして,それは逝ってしまった想いを,浄化してくれるのでしょうか?それはまた残された者の想いにも・・・です。
修行僧は本当に大変そうで,途中も,足早に廊下を走る方もいらっしゃいました。曹洞宗の坊の方は,皆来られるのかしら?
それぞれの伽藍を廻って,再び,山門の方へ戻って行きます。磨かれた廊下,雨に洗われる甍の波・・・。そして,今生の充実とともに,来世への祈願と・・それは当然,既に逝った人への安らかさを祈ることにも・・・。
この一日・・・快晴なら東尋坊も良いかな? なんて思ってましたが,永平寺をお参りできて良かったです。
山門から鐘楼などを臨みます。
杉の木立も・・・歴史の波の中ですね・・。
杉の根元の苔も,勿論,時間の重さを伝えてくれます。
また別の祠堂に辿り着きました。
大数珠があります。
合掌して・・・また,順路通り・・・戻っていきました。
講堂があって・・・永平寺修行僧の四季のDVDが流れていました。思わず見入ってしまったのですが,入門を請うために,山門に並ぶところから始まって,夏までは見たのですが(それで既に1時間経過),秋〜冬までは見られませんでした。
またの機会ということで・・・。バスの時間もあったし・・・。
座禅の敷物が並んでいました。
外に出ます。少し寄進の夫婦箸とか子供達へのお守りを買って・・瓦修復に寄進して・・・。
まだ雨は降り続いたままでした。
少しバスの時間を気にしながら・・・出来るだけ一杯のものを目に焼き付けようか,って気持ちでした。それが,いろんな面で供養にもなるのであれば・・・。
平成12年(2000)年5月20日、道元禅師ご生誕800年を記念して着工していた苑内整備が完成しrたそうです。
そちらは中には入れませんでしたが・・。
門前の様子です。
そろそろ,門前町を抜けていかないとバスに間に合いません・・・。少し,名残惜しいような感じでした。修行僧のDVDも最後まで観たかったし・・・・。でも,曹洞宗の本山ですので,また,家族皆でお参りしても良いですね・・。
では,またの機会に・・・。合掌!
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