福井駅から西南の方角・・・足羽山公園を過ぎたあたりに「おさごえ民家園」がありました。福井日赤から西へしばらく行った辺りです。

すごく良い感じでした・・・感動!!!
福井県内各地域を代表する民家が復元されてりるそうです。古い民家を通じて昔の人たちの生活を知り,今の生活の問題を考え,また,祖先の想い,あるいは,生活の重みを知ろうというものです。

囲炉裏があって・・・・火が焼べてあって・・・・萱葺屋根は緑になっているし・・・。土間もあるし・・・・って感じです。
少し動画QTはこちら)でも紹介しましょう。
おばあちゃんの家が土間もあり,小さい頃は五右衛門風呂だったり・・・土間の中に井戸があり・・・客用ご不浄と家人用は分かれていたり・・・と,なかなか,こういう大きな民家でしたけど・・・思い出します。
井戸には屋根があったり・・・この辺りは,でも,雪国ならではの文化でしょうね。
実は,いわゆる学芸員というか,そういう方がいらっしゃっていろいろと教えてもらいました。囲炉裏ってのは,やはり基本的に山陰〜北陸〜東北の文化だそうです。
そういえば,秋田のきりたんぽなんてのも,囲炉裏端の食文化ですよね・・・。

実際に,2棟では,囲炉裏に火が焼べてあって・・・
でも,民家園便りの夏号には,「最近見学に来た小学生が囲炉裏を見て「きらきらした赤い石!」って思わず,手で掴もうってしたらしく・・・そうか,オール電化住宅とかだと,火を見ることもヴァーチャルでしか知らないのでしょうね・・・・。
この人形たちはリアルで,ちょっとびっくりしました。
風情がある・・・今の僕らにとっては・・ですが・・・中の様子です。
環境問題・・ってのは,便利さの追求ってことですよね・・・。
学芸員というか,多分,社会とかの教員の方が定年後に嘱託で来られているという風情でしたが,いろいろと囲炉裏端で問わず語りにお話してくださって・・・。
蚊帳とか・・・ちょうど,おばあちゃんチでは,こんな蚊帳で夏休みを過ごした思い出もあります・・・・・・うちの子供たちとか,でも,蚊帳も知らないだろうなぁ・・・・。
昔の家は,いろんな式でも,自宅でしていて・・・襖を取り払えば,非常に大きな間取りになるようにされていたのでしょうね・・・・。

使用人は,天井裏だったりのせまい暗い部屋だったりもしているようです。
非常に広い家屋が集められているようです・・っていうか,やはり,庄屋とか豪農の家でないと,しっかり作られていないし,残っていないってことでしょうけれど・・・。
青い南天です。
紫陽花は,市の花かな・・・ここでも美しく咲いてます。
土間や,倉庫などへの木戸があったり・・・という和風建築文化は・・・今の狭い土地に林立する住居では失われていってますよね・・・。
おさごえ・・・というのは,この集められたところの地名のようです。元々は兎超(うさごえ)だそうです。
囲炉裏からの煙もなぜか郷愁です。
おさごえ民家園の東側はカルチャーパークが広がっています。

まだ,新しい施設の様です。
緑が溢れていて・・・子どもたちの遊べる施設や,ビオトープもあります。
紫陽花と噴水・・・ちょうど良い季節でしたが・・・実は今回は,梅雨の合間って感じで,それほど,照りつける青空と陽光でもなかったので,ちょっと残念ってところでした。
市のイベントとかいろんな催しも出来そうな広い施設です。
緑がきれいです。
この時は,親子連れ少しと,後,近所のご老人が来られていただけでしたけれど・・・・。
センターの広場の模様は何かって思っていたら,手形でした。そして,僕と同じ「T. Otsuki」さんと,周囲の「Otsuki Family」のものを見つけました。

そうか,こんなところで・・・僕は手形を押していたのか・・・。
向こうの山は,足羽山公園の一角ですが,八幡山だと思います・・・・実は,この「民家園」と「カルチャーパーク」へ来る前に,その山を歩いてきました。
紫陽花は,この時期美しいですね・・・市の花ですよね,多分,福井の・・・。

この少し曖昧な色合いが,気持ちを癒してくれます。