12/2 朝・・・賀茂御祖神社(下鴨神社)へ参ってきました。

但し,宿泊先が京都駅八条口の方だったので,市バスで「糺の森」まで。
つまり,参道を順番に入っていくのではなく,途中から横入りした感じでしたけど・・・
ということで,いきなり・・に近く本殿前の鳥居でした。
本殿は::本社のHPによりますと「神社建築の代表的な社殿。亀腹の上に井桁を組む高床式で橋がかりを付す古代様式の遺風がみられる。 本殿二棟はいずれも国宝で、東殿には玉依媛命(たまよりひめのみこと)、西殿には賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の両御祭神がそれぞれまつられている。」そうです。
楼門は・・・寛永5年に造替・・・って,ちょっと分からないけど・・重要文化財とのことですし・・。

いや,確かに凄いって感じでした。

縁結びの神様です・・○△さん,どうぞ!参拝なさいませ!


僕も家内も,長男もここですね,
長女はここです。

干支の神様が,お社があります。
 「御手洗社(みたらししゃ)」は井戸の上に建てられていることから「井上社」ともよばれているそうです。
御簾の先には・・・誰ぞ偲びき・・・や・・御簾の内には・・

なんて・・いやぁ,これも古ですよね・・。そんな気分にさせてくれます・・。(でも,あまり神社には似つかわしくなく・・失礼しました)
周辺にもお社(境内外社)が多くあります。どれも趣向が凝らしてあって意匠も良い感じです。
朝,まだ少し早めで・・観光客も少なくって・・・時間が止まりました。
まぁ,別料金の門の中ですが・・写真だけ撮らせていただきました。↓
西側から本殿の方へ入るあたり・・・・には,紅葉が燃え盛っているところもありました。
これは,なかなか・・・鳥居の赤と相乗的に映えていますね・・。
紅く染まることで,この時期に来た甲斐もあったものです・・

でも,TAXIの運転手さんによると,11/20-25の週(この前後に来たのに・・・)が,最高に錦秋の盛りだったそうですが・・・。ちょっと トホホですね。
さて,いろんな境内外社もあって,ぐるーっと廻りました。

木が陳列されてますが,説明を読んでみると,これも時の遷る様子を思い感じさせてくれますね。
糺の森は,深呼吸したくなりますね。
本殿から東側へ奥へ入ると 奈良殿神地 という処へ出ました。
小川・・・「奈良の小川」・・沿いに遊歩道もありました。散策路です。
糺の森も秋を見つけやすくなっています。
それでもどうなのでしょう? いつもの秋はもっと真っ盛りなのかも知れませんね・・,
でも,その色合いや,この日は朝の冷え込みも厳しく・・それらが気持ちを敬虔にさせてくれます。
さて,河合神社に辿り着きました。どうも,鴨長明 所縁の神社のようです。
なんといっても苔生す屋根・・・ここだけで既に悠久が宿ってます!
説明を読むと・・でも,神武天皇の頃から程遠くない・・・って,神話に近付いてますね。
境内もそれほど広くはありません。

そして,ささやかに,でも,色合い豊に秋が佇んでいます。
 『方丈記」の著者、鴨長明はこの河合神社の神官の家に生まれたが、いろいろの事情によって、この重職を継ぐことができなかった。このことから強い厭世感を抱くようになり、やがて『方丈記』を書くにいたったといわれている。・・だそうです。
六社が並んでいました。

本殿は平安時代の書院造りをよく留めているとのことです。
秋色の木々を見つける度に,この旅のメモリーが増えて行きます。

研究会というより秋探しの旅になりました。
糺の森を歩き回っていたら,手先がかじかんできました。この日は,本当によく冷え込みました。でも,見つけた秋達に,気持ちを清められた気分で・・・・研究会に出かけました。